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年長さんの成長と学びに最適なお手伝い5選。難しいお手伝いも!

公開日:2019/09/29
最終更新日:2020/03/24

年長さんになったらお手伝いを頼もう

年長さんになれば、配膳や掃除などしっかりできるようになってきます。身長や手足も伸び、力が必要な作業もできるようになります。
「ちょっと難しいかもしれないな」ということにこそ、どんどん挑戦させてみてほしい時期です。できなくても大丈夫。そこはパパやママの出番で、やっぱり大人はすごいなと感じてもらうチャンスでもあります。また、できることが増えれば、お子さんの自信にも繋がります。
下の子が生まれて手が離せないといったご家庭もあるかと思います。年長さんになれば、大人の指示を聞いて行動に移せるようになるので、ちょっとしたことでもお願いしてみてください。
パパやママの負担を減らすという意味でも、お手伝いの習慣をつけておくのはいいことばかりです。

年長さんの子どもたちの特徴

年長さんになると、社会性や社交性が急激に伸びてきます。「自分は他人とは違う」ということをはっきりと理解し、相手の気持ちや立場を把握しようと試みるようになります。
例えば、これまでは気にせず大声を出したり、走り回っていたことを「恥ずかしい」と感じるようになるのもこの歳頃からです。考え方は少しずつ空想型から倫理的に変化し、おしゃべりがだんだんと理論的になってきたりもします。
とはいえ、まだ未就学児。大人っぽい一面があったとしても、まだまだ甘えたい盛りです。
そのバランスがうまく取れずに、保育園や幼稚園ではとてもいい子なのに、家に帰ると暴れてワガママになったり、汚い言葉を使ったりという子もいます。
これは「家では素の自分でいられる」「リラックスしている」「自分を受け入れて欲しい」というサインなのです。
子どもの「まだまだ甘えたい」気持ちを受け止めてあげることが大切ですし、叱る時はきちんと叱ることも必要です。

お手伝いで育む自己肯定感と自己有用感

お手伝いを通じて自己肯定感や自己有用感を育むことができます。「家族の役に立っているんだ」「必要とされているんだ」と感じることから、自信がつきます。
ただし、お手伝いをお願いして上手にできたら、その行動と結果を認めてあげることが大切です。わかりやすいのは「ありがとう」「たすかる」と目を見て伝えてあげることです。
忙しいと、ついつい手伝ってくれることを「当たり前」だと思いがちです。感謝の気持ちを忘れず、こまめに声かけしてあげてください。
また失敗しても決して叱らず、もっと良いやり方を教えてあげたり、「大丈夫だよ」「次はパパ・ママと一緒にやろうね」という声かけをしたりと、次のお手伝いを頼みやすい状況を作っておくことも大切です。お手伝い嫌いになることを防ぐことにもなります。
お手伝いから育まれる自己肯定感や自己有用感は日常生活に大きく反映されていきます。
お子さんが自分で自分を好きになり、自信をもって毎日を送ることができれば、気持ちに余裕がうまれ、さまざまな良い効果が生まれます。

年長さんに最適なお手伝い5選

①ごはんをよそう

お茶碗にごはんをよそうという作業も年長さんなら可能です。小学校では給食の時間がほとんど。その配膳の練習も兼ねて、チャレンジさせてみてはいかがでしょうか。
お茶碗を持ちながら片手でごはんをよそうのは、最初はなかなか難しいかもしれませんが、少しずつ練習を重ねることでこなせるようになります。
自分でよそったごはんは、格別美味しく感じるかもしれません。それも大切な経験です。

②食器洗い

お皿や茶碗を割ってしまわないように見守りながら、食器洗いにもチャレンジできる年頃です。
難しそうだなと感じれば、例えば、洗剤を使ってお皿を磨くのはパパ、洗剤を落とし、流水ですすぐのはお子さんと分担しても良いかもしれません。
洗ったお皿をふきんで拭いたり、食器棚に片付けたりということも徐々に練習していくといいかもしれません。

③お風呂掃除

お風呂掃除はそこまで難しい家事ではありません。浴槽はとても単純な形ですので、小さなお子さんでも洗いやすいです。
お風呂に入ったら、全身を自分で洗えるようになっているのが年長さん。シャワーが上手に使える子も多いと思います。
浴槽を洗ってシャワーで流すことをお願いすることから始めてみてはいかがでしょうか。

④郵便・新聞を取ってくる

郵便や新聞を取ってくるという単純作業もお願いしやすいお手伝いです。新聞を取ってくる、ポストに届いた郵便を残さずに持ってくることはとても簡単なので、お願いしやすいです。
すぐに達成感を味わうことができるので、おすすめのお手伝いです。

⑤植物の水やり

部屋やベランダ、お庭にある植物の水やりは、重たい、こぼしそうといった点から少し難しい作業かもしれませんが、年長さんになればできるようになります。
はじめはパパ・ママと一緒に練習するとよいでしょう。庭やベランダの植物・お花であればお水をこぼしても大丈夫です。
草花を愛する気持ちが湧いて、とても良いお手伝いだといえます。

お手伝いは親子が学び合える機会

お手伝いを通じて学ぶことは親子揃って多いです。日常の一コマとして、ただ受け流すのではなく、お手伝いを特別な時間として受けとめ、親子で学び合う貴重な時間としていただきたいです。

子どもにとっての学び、気づき

子どもにとってお手伝いは発見の連続です。
「毎日お水をあげると、お花が咲く」
「スポンジにつける洗剤の量はこのくらい」
「おしゃもじの持ち方はこう」
などといった新しい知識を得られることは嬉しいものです。
また、大好きなパパ・ママから感謝の言葉を受け取ることができれば自己肯定感が育まれることにつながるでしょう。「お手伝いは楽しい」「とても気持ちがいい」と思ってもらえたらなお良いですね。

親にとっての学び、気づき

「こんなこともできるようになったのか!」と子どもの成長に驚くことが多いはず。「まだできないだろう」「この作業は難しいから」と思うことでも、チャレンジさせてみると、案外できたりします。
子どもと一緒にたくさん喜んで、たくさん褒めてあげてください。また頑張るぞという気持ちになってくれるはずです。

親子の距離がグッと近づく

お手伝いの機会を通じて、声をかけたり同じ作業を一緒にしたりすることで、親子間の距離も縮まります。
例えば、ママと一緒にホットケーキを作るというお手伝いをしたとしたら、一緒に作ったホットケーキは格別に美味しく感じますし、親子でお料理をしたという素敵な思い出にもなります。
また、一緒にお弁当を作ってピクニックに出かけるというのも、お手伝いの機会とともに休日に遊んだ記憶としても残るかもしれません。卵を割る、かき混ぜる、ウインナーを焼く、プチトマトのヘタを取る。年長さんになると、できることがたくさんあります。親子で一緒につくったお弁当を持ってピクニックに行けば、とても楽しい思い出となるでしょう。

アデックが考えるお手伝いの大切さ

子どもの脳はさまざまな刺激を受けて、成長していきます。
お手伝いは子どもたちを成長させる最たるもの。お手伝いを通じて育まれるものは知識だけでなく、自信や自己肯定感、そして親子間の愛情など多くあります。
ご家庭では積極的にお手伝いの機会を導いていただきたいです。

まとめ

年長さんのお手伝いについてお伝えしてきましたが、いかがでしょうか。
思っている以上にメリットが大きいのが「お手伝い」です。パパ・ママの負担を減らすというだけではなく、思考する力もしっかりつきます。
まだお手伝いをさせたことがないというご家庭でも、今日から始めることができます。ぜひ簡単なものから始めていただければと考えています。