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【秋の絵本】3歳児の寝かせつけに効果的な絵本9選!読み聞かせのコツも

公開日:2019/10/02
最終更新日:2020/03/24

3歳児にはどんな本が向いているの?

3歳児になると、おしゃべりも上手になってきて、言葉の幅がぐんと広がります。最初から最後までストーリーとして構成されている絵本の内容が理解できるようになります。
反対に、3歳になる頃まで読んできたような、紙面いっぱいにイラストが書かれていて、擬態音を楽しむような絵本だと満足できないようになってきます。
ストーリーがしっかり描かれているもの、挿絵が美しいものなど、お子さんにますます絵本好きになってもらえるように工夫して選びたいですね。

3歳児の気質

記憶力や集中力がぐっと高くなり、言葉の発達、理解力の高まりも相まって、パパやママが話していることも子どもなりに咀嚼した上で行動に移せるようになります。
言葉や思考の発達が目まぐるしい時期ですので、絵本の読み聞かせにはピッタリの時期だといえます。

様々なジャンルの本を

言葉の思考や発達が目まぐるしい時期ですので、「これ」といったジャンルだけではなく、様々なジャンルの本にふれる機会を増やしていきましょう。
多くのことに興味をもつきっかけをつくることで、その子自身の成長につながります。

寝かせつけに絵本が効果的な理由

皆さんは、眠りに入る前に何か習慣にしていることはありませんか?ミルクを飲む、読書する、手帳を書くなど、一定の割合で、眠りに入る前の習慣があります。それらを経ることで、安心して眠りにつけるのです。
子どもも同じように「習慣化」することで入眠しやすくなる場合があります。それこそ布団に入るときに「絵本読んで」と嬉しそうに言ってくれれば、しっかりと習慣化されているという証拠です。
絵本は、ゆったりとやさしい気持ちになるものが多く、優しい読み聞かせの声を聞きながら安心して眠ってくれることでしょう。

3歳児の寝かせつけに効果的な絵本9選

①おおきなかぶ

誰もが1度は読んだことがある、話の内容を知っているのではないでしょうか。昔から多くの人たちに愛され続けている絵本です。
小さい時に読んでもらったんだよ!という声掛けで、お子さんは興味を持ってくれることでしょう。
カブを抜くためにいろいろな登場人物が出てきて楽しいですし「うんとこしょ、どっこいしょ」というフレーズは思わず一緒に言いたくなる面白い響きのある言葉です。大きなカブが抜けるのか、抜けないのか、とても気になる展開で、飽きずに読めます。

②ノンタンおやすみなさい

ねこのノンタンシリーズは、昔から親しまれている絵本のひとつです。
かわいいノンタンの絵柄は一度見ると憶え、とても読みやすい文章のつくりになっています。
眠れないノンタンがおともだちのおうちにあそびに行きますが、おともだちはみんな寝ています。起きているのはフクロウさんだけ。夜は眠ったほうがいいんだと伝えてくれる絵本でもあります。
「まだまだ遊びたい!寝ない!」というお子さんへの寝かしつけのときに読んであげたい絵本です。

③もうぬげない

作者のヨシタケシンスケさんは、今とても勢いのある絵本作家さんです。
洋服が脱げなくなっている男の子がユーモラスに描かれた表紙は、思わず手にとってみたくなります。
洋服がぬげなくなった男の子。このまま脱げなかったらどうなるんだろう…なぜかとても前向きな妄想がふくらんでいきます。思わずクスッと笑ってしまう妄想は、お子さんだけでなくパパ・ママも一緒に楽しめます。

④ねないこだれだ

真っ黒な背景に真っ白なおばけの絵がとても怖い印象の1冊。
先ほどの「ノンタンおやすみなさい」と同じく「夜はちゃんと眠ろう」と伝えてくれる絵本です。いつまでも眠らないでいると、おばけが来るよというとても怖いストーリーです。
おばけといえば、子どもが怖がる最たるもののひとつ。3歳になると少しお昼寝していれば夜はなかなか眠らないでも平気という子も増えてきます。ただ、発育や生活習慣のことを考えればしっかり眠ってもらいたいものです。
なかなか言うことを聞いてくれないと思っていても、絵本からのメッセージが代弁者となってくれます。

⑤ぐりとぐら

ロングセラーの大人気絵本。子どものころ大好きだった!というパパ・ママも多いのではないでしょうか。
ねずみのぐりとぐらがフライパンで大きなパンケーキをつくるお話。ほのぼのとしたストーリーが寝かしつけにもぴったりです。翌朝、美味しいパンケーキで朝ごはんを食べることで、絵本の世界と現実の世界をつないであげることもできるかもしれません。

⑥はらぺこあおむし

キレイな色使いで、絵をながめているだけで楽しめる、世界的に有名な絵本。この本で「あおむしが成長するとちょうちょうになる」ということを知ったという方も多いのではないでしょうか。
果物の色や形なども多く学べますし、数の数え方も勉強できます。また、絵本自体に穴が開いていて、楽しい仕掛けに胸がおどります。
定番の絵本には安定感があります。小さな頃から何度も読み聞かせていても、年齢によって理解できる部分が増えて、違った印象を持つことができます。

⑦パパ、お月さまとって!

「はらぺこあおむし」の作者、エリック・カールの作品。女の子がパパに「お月さまとって!」とお願いするお話です。
「まだまだ遊びたい!」そんな気持ちでいっぱいのお子さんとこの絵本で楽しんでみてはいかがでしょうか。「はらぺこあおむし」と同じく、絵本が上下左右にひらく、とても楽しい絵本になっています。
楽しいだけでなく、長さ、高さ、大きさ、などについて学ぶことができ、さらには月の満ち欠けについても知ることができます。
パパと娘のお話なので、パパに読み聞かせしてもらうのも良いかもしれません。

⑧そらまめくんのベッド

そらまめくんが気持ちよさそうに眠っている表紙をみて、眠たくなってしまうお子さんもいるかもしれません。
そらまめくんが大切にしていたふかふかのベッドがなくなってしまうところから物語ははじまります。大切なふかふかのベッドがなくなってしまって困っているそらまめくんを見て、おともだちが一緒に探したり、ベッドを貸してくれたりします。
幼稚園や保育園では、友だちとコミュニケーションをとるようになります。「貸して」「いいよ」「だめ」など、日常の関わりを思い返しながら学ぶことができます。
ラストシーンはほっこりと優しい気持ちになれます。

⑨14ひきのもちつき

長く愛されつづける、いわむらかずおさんの「14ひき」のシリーズです。あのねずみの家族が大好きだった、というパパ・ママも多いのでは。
「もちつき」は、冬にピッタリの1冊となっています。今はもちつきをする家庭は少なくなってきていますが、その準備や過程がていねいに描かれていて、市販のおもちしか知らなかったとしても「こんなふうにおもちができるんだ」という発見につながります。
14ひきシリーズは、四季の美しさが感じられるものばかり。季節に合わせて、ねずみの家族の日常をお子さんと一緒に楽しんでみるのはいかがでしょうか。
 

絵本を読むことで得られる副次的な価値

絵本は「読書好き」への第一歩です。子どものころにたくさんの絵本を読んでいると、大きくなってから本が好きになる子どもが多いのです。自ら本を進んで読む、読書好きな子になるための第一歩が絵本の読み聞かせです。
また、本が好きな子は想像力や感受性が豊かになります。人の気持ちを想像し、思いやれるようになります。
実体験が少ない子どもにとって、絵本から吸収する多くの感性は、日常の言動にも現れてきます。
 

アデックで大事にしていること

アデックでは、子どもたちの生きるちからを伸ばしたいと考えています。学力、心、身体をバランスよく育てることで「生きるちから」が育まれると考えています。
絵本とその読み聞かせの時間は「生きるちから」を育むのにぴったりです。
 

まとめ

眠る前の絵本の読み聞かせの様々な効果とおすすめの絵本をここまでお伝えしてきました。絵本はお子さんとの貴重なコミュニケーションツールです。その時間を通じて、親子でやすらかな心あたたまるひとときが過ごせるとよいですね。