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【心を育む絵本】2歳児に適した絵本とは?知育のねらいも解説!

公開日:2019/09/28
最終更新日:2020/03/24

2歳児にはどんな本が向いているの?

2歳になると、身体が大きくなり、走ったり飛んだりといろんな動作ができるようになります。
言葉数も増え「ママ、ごはん」などといった2つの言葉の組み合わせでコミュニケーションをとろうとする子どもたちも増えてきます。
いろんなことに興味を示し、身の回りのことを自分でやろうとするのもこの頃が最初。ごはんを自分で食べようとしたり、洋服を自分で着替えようとしたり。今まではママやパパに手伝ってもらっていたことを自分自身でやろうとします。
絵本に関しても同じです。今までは読み聞かせをしてもらっていただけでしたが、自分で声に出して絵本を読もうとしたり、ストーリーの進行に合わせて次のページを開こうとしたりします。
そんな時期にチョイスしたい絵本はワクワクして楽しいものがおすすめです。親子揃って笑顔になれるような本を選びましょう。「くりかえしの言葉がある絵本」「しかけがある絵本」などは一例をご紹介します。
有名な絵本に「おおきなかぶ」がありますが、おじいさんがおおきなかぶを抜こうと「うんとこしょ、どっこいしょ」とかけ声を出します。このかけ声は何度も登場しますが、親子揃って一緒に言うととても良いです。
また、2歳児の絵本選択で大事な点は「達成感」です。
洋服を1人で着ることができた!歯磨きができた!トイレができた!など、2歳児の日常は「達成感」でいっぱいです。そんな「達成感」を絵本の主人公たちが味わっていたら、共感し、一緒に喜ぶことができるのです。
「おおきなかぶ」は、最後にみんなの助けもあってかぶを抜くことができますが、このような「達成感」が描かれている絵本は、心をくすぐり、感情移入しやすいのです。

2歳児の気質

2歳児の気質は大きく5つに分けることができます。
・おっとり
いつもニコニコとしており穏やかで、よく眠ります。ごはんもしっかりと食べ、育てやすいと感じるママが多い。忘れっぽいところがあり、自ら挑戦する意欲は低いところがある。
・おりこう
規則正しく日常を送る、優等生タイプ。大人の行動を見て真似をするので、言葉の発達がはやい。一方で理屈っぽく、うそをついて大人を困らせる一面もある。
・わんぱく
好奇心旺盛で活発な子。元気いっぱいに遊ぶものの、自我が強いので、お友だちとケンカになることも。目が離せないこともあります。
・きくばり
感受性がつよく、敏感な面を持っていいます。パパ・ママの気持ちを察しやすく受け止めやすい。好きなことに集中できるタイプ。一方、新しい環境に慣れるのに時間がかかるので、児童館など苦手なときも。
・がんばりや
コツコツと努力ができます。目の前のことに興味がいき、ダダをこねたり嫌いなものは絶対に避けたりすることも。頑固な風に映ることもありますが、芯が強い。
お子さんの気質はいずれかのタイプに当てはまりましたか。2つ3つ当てはまるお子さんもいらっしゃるかもしれません。
どの気質にもいいところはあり、表裏一体で難しいところもありますが、どの気質だからいい、悪い、ということはありません。気質に合った絵本選びも大切なポイントです。

絵本が知育に効果的な理由

絵本の読み聞かせには様々なねらいがあります。
まずは親子のコミュニケーションにとても有効的であるということです。
絵本の読み聞かせは親子の大切な時間。子どもにとってはパパ・ママを独占できる大切な時間ですし、親にとっては絵本を通じて子どもの気持ちが成長している一面を見ることができます。
「語彙」が増えることも絵本のメリットです。知らない言葉やものの名前を知ることができるのが「絵本」です。絵と一緒に覚えるので、覚えやすく、日常に活かしやすくなります。
絵本の読み聞かせの時間を通じて子どもの「集中力」を育むことができることも挙げられます。年齢や気質に合った絵本を選び、子どもが興味を持ってくれる絵本を読み聞かせすることで、絵本に集中する時間を長くすることができます。
なかなか落ち着いていられない、じっとしていられない、というお子さんに対して、集中する訓練になる一面もあります。

2歳児の寝かしつけに効果的な絵本4選

絵本の読み聞かせは、子どもたちの寝かしつけにも効果的です。ぐっすりと子どもたちを眠りにいざなう絵本を4冊ピックアップしてみました。

①もうねんね

大人気絵本「いないいないばあ」と同じ、文:松谷みよ子さん、絵:瀬川康男さんのコンビが描く絵本です。
いぬも、ねこも、めんどりも、ひよこも、モモちゃんもねむたいよう…と思わず一緒に眠たくなってしまいそうなかわいい絵柄が印象的です。
やわらかい表現が繰り返される、言葉のリズムにうとうとしてしまいそうで、先に大人が寝落ちしてしまうことも。きっとお子さんも気持ちよく眠ってくれるのではないでしょうか。

②0・1・2さいのすこやかねんねのふわふわえほん

くまさんがぐっすりと眠っている、やわらかい優しい印象の表紙をから「眠たくなってきた」と思ってもらえるかもしれません。有名絵本作家さんたちのお話がオムニバス形式で続いていきます。
子どもの睡眠にとって1番大切な「生活リズム」。朝起きてから夜眠るまでの1日の流れがわかりやすく描かれています。
読み聞かせしていくうちに、お子さんも「1日の流れ」を知り、自然に早寝早起きの大切さを気づくようになっていきます。

③おつきさまこんばんは

2歳になると、簡単なあいさつもできるようになります。
この「おつきさまこんばんは」では、ねこがおつきさまに「こんばんは」とあいさつする場面がありますが、その場面で一緒に「こんばんは」とあいさつする楽しさがあります。
読み進めていくと、いいおかおで登場したり、雲に隠れて泣きそうになったりと、表情豊かなおつきさまのとりこになってしまいます。
今夜もまたおつきさまに「こんばんは」と言える幸せを、親子でかみしめてみてはいかがでしょうか。

④おやすみゴリラくん

子どもたちが大好きな動物がたくさん出てくる絵本です。
よるの動物園を警備している警備員さんが「おやすみ、ゴリラくん」「いいゆめみなね、キリンさん」と声をかけてまわっています。
ところがいたずら好きなゴリラくんは警備員さんのカギ束をこっそりと取ってしまい、動物のオリを次々とあけて回ります。
「おやすみ」ということば以外の文章が出てこない、とてもシンプルな絵本。動物たちと一緒に「おやすみ」と声に出して言いながら読むのも楽しいですし、その機会に動物の名前を知ってもらうこともできます。

絵本以外で知育に役立つこと

絵本は知育にとても有効ですが、それ以外にも役立つ知育遊びを紹介します。

積み木

様々なかたちをした積み木は眺めているだけでも勉強になります。積み木は抽象的な形が多いので、さまざまな想像を膨らませることができます。
ぶつけて音を鳴らしたり、舐めたり、口に入れたりすることも知育の1つです。また、積み木を積み上げる際に指先を動かすことは脳が活性されて五感が発達します。

お絵かき、ぬりえ

2歳になれば、お絵かきやぬりえも楽しくあそぶことができます。
クレヨンや鉛筆を持ってただ動かすことも、脳の発達に有効なねらいがあります。
絵本にでてきた動物や食べ物を、親子で一緒にお絵かきして楽しんでみるのもよいですね。

アデックで大事にしていること

アデックでは、子どもたちの豊かな発想を育む環境を整えることが大切だと考えています。
絵本の読み聞かせは、絵や文字の情報を通して、多くの知識が子どもたちの頭の中に流れ込みます。アイデアは情報と情報を組み合わせることによって生まれますが、その情報をどれだけ多く知っているかが大切です。
豊かな発想が生まれるように、子どもたちが笑顔で情報を吸収する環境、時間を作ることが、大人がやるべきことのひとつだと考えています。

まとめ

2歳児の絵本の選び方や気質、知育のねらいについてお伝えしてきました。
読み聞かせを通じて、子どもたちが心から楽しんで、新しい情報を知る機会になればいいですね。