保護者が選ぶ通わせたい学童No.1に選ばれました!
お問い合わせ:045-543-3331
受付時間:10時〜19時

アデック(Adecc)のコラム一覧

年少さんの成長と学びに最適なお手伝い5選。

公開日:2019/09/30
最終更新日:2020/03/24

年少さんってお手伝いできるの?

年少さんになると、何種類もの指示が同時に理解できるようになります。お手伝いも少々複雑なものでも、やり遂げることができます。お手伝いをすることで「家族の役に立っているんだ!」という気持ちが自信になります。保育園や幼稚園では1日の流れがあります。外遊びを終えると手洗いやうがいをする、お昼寝の前にはパジャマに着替える、ごはんのあとには歯磨きをする、などです。このようなひとつひとつの行動で時間がかかっていそうだなというお子さんにこそ、普段からご家庭でお手伝いをさせてみてはいかがでしょうか。やるべきことをすぐにやる、という習慣をご家庭でつけていくことで、保育園や幼稚園でもその習慣が出るようになります。お友だちと同じスピード感で作業できるようになると、自信もますますついてきて、前向きに楽しく毎日を送ることができるようになります。

年少さんの子どもたちの特徴

身体能力がグンとアップします。走ったり飛び跳ねたりということ以外にも、スキップしたり、片足飛びしたりということもできるようになります。また手先が器用になり、ハサミなども上手に使うことができるようになります。ひもなども使えるようになり、ひもにビーズを通すといった細やかな作業もこなせるようになります。また、語彙が格段に増えてくるのもこの時期の特徴で、今日あった出来事を家族の時間の中で上手に話すことができるようになります。また、想像力が豊かになって、自分で話を作ることができるようになります。時間の概念を認識することもでき、過去・現在・未来の区別がつくようになるのもこの時期です。細やかな作業を依頼し、こちらの説明も理解できるようになり、いつまでにやればいいのかといった期限を切ったお手伝いのお願いができるようになります。
年少

お手伝いで何を学ぶことができるの?

例えば、ママとおにぎりを1つ作るとします。
「ママはいつも美味しいおにぎりを一生懸命作ってくれているんだな」という感想を持つことも、子どもたちにとっては大きな発見です。年少さんになると、自意識や自制心も芽生えはじめるので、お手伝いを通じて学ぶことがグッと多くなります。

年少さんに最適なお手伝い5選

①簡単な料理

朝ごはんの、おにぎりをつくる、ロールサンドウィッチをつくるなどといった、ごく簡単なお料理を頼んでみてはいかがでしょうか。おにぎりは、ごはんを入れて振るだけでできる簡単な型も売っています。実際に握らなくても、おにぎりは作ることができるようになりました。

②大きなタオルたたみ

保育園では、お昼寝のお布団を自分でたたむことがありますので、お布団をたたむお手伝いは進んでやってくれるお子さんも多いと思います。ご家庭では、大きめのタオルをたたむお手伝いをお願いすると、ちょっとだけ力添えして端をもってあげると、一緒に行うことができます。

③着替え

年少さんになると、着替えを自分でできるようになります。しかし、多くのご家庭では、ママが出した洋服をそのまま着ている場合が多いかもしれません。したがって、タンスから自分で洋服を出してくるところからさせてみてはいかがでしょうか。自分で洋服を選ぶことができるようになると、お店でお買い物するときも自分の意見を伝えられるようになります。

④食事の片付け

食事が終わった後にお皿やコップ、お箸などをキッチンに下げるお手伝いです。食器も軽いですし、こぼす心配もそこまでありません。お皿やコップを割ってしまわないような見守りは必要ですが「美味しかったね!」と声かけしながら家族で楽しく片付けすることができれば、その時間は記憶に残りやすいものになります。

⑤テーブル拭き

食事の前や後のテーブルをふきんで拭くお手伝いです。何も乗っていないテーブルであれば、小さなお子さんでも簡単に拭くことができます。端から端まで隅々に拭くコツを教えてあげれば、すぐにできるようになります。

年少さんのお手伝いのメリット・デメリット

ここからは、年少さんのお手伝いのメリットとデメリットについてお伝えしていきます。「お手伝いさせているけど、楽しそうにしていないのよね」「イヤイヤやっているのがわかる」「自分でやったほうが早いから、ついつい自分でやっちゃう」などと感じてしまいやすい皆さんには、ぜひ読んでいただけると嬉しいです。

お手伝いのメリット

お手伝いのメリットは数え切れないほどあります。まずはシンプルに、子どもの家事能力の向上です。家事について詳しくなり、知識として身につき、できることが増えます。お手伝いを通じて、家族間のコミュニケーションがとれることも挙げられます。楽しく声かけしながら行うと、子どもも楽しくお手伝いすることができますし、「ありがとう」「またお願いね」と感謝の気持ちを伝えることでやる気にもつながります。そんな子どもの姿をみて、成長を感じることができたり、家族の大切な時間を過ごすことができたりもします。また、単純に家族の負担が減るというメリットもあります。子どもが積極的にお手伝いをしてくれれば、家事の負担が減り、時間を確保することができます。その際は、必ず子どもに感謝の気持ちを伝えてあげましょう。将来的なことでいえば、大人になったときに培った家事能力は役に立ちますし、お手伝いをすることで対価を受け取るという流れから、仕事というものを早くから意識することができます。お手伝いをすることで感謝される、それは嬉しいことだという前向きな気持ちを持つことにもつながります。

お手伝いのデメリット

お手伝いのデメリットはほぼない、と言ってしまっても過言ではありません。強いて挙げるなら、怪我や火傷などのリスクだけでしょう。先に述べたメリットを考えても、お手伝いは親にとっても子どもにとってもいいことばかりです。子どもには積極的にどんどんお手伝いをさせる流れを作ることができるといいですね。

頼みすぎはダメ?

とはいっても、「あれやって」「これやって」と一度にたくさんのことを頼むと、子どもは混乱してしまいます。
年少さんになると、一度に2つのこと(走りながらボールを投げるなど)ができるようになるお子さんもいますが、「テーブル拭いて、テレビ消して、終わったらキッチンに来て」というように、立て続けにお願いしても、思ったような結果を期待するのはまだ難しいかもしれません。また、頼みすぎることによって、お手伝いが嫌いになってしまうケースもあります。お手伝いは子どもにとって必ずしも楽しい行為ではありません。一生懸命手伝ってくれている子どもに感謝の気持ちを忘れないようにしたいですね。

アデックが考えるお手伝いの大切さ

アデックが目指す「豊かな人間性」を育むためにはお手伝いはとても有効です。お手伝いを通じて多くのことを学び、感じ取れるものは唯一無二です。お手伝いをすることで、自信が湧いたり前向きな気持ちになったりということが一番大切なので、ただお願いするのではなく、行動とその結果を認めてあげることを忘れないようにしてほしいと思います。失敗したとしても、感情的に指摘するのではなく、次はどうすればうまくいくかを一緒に考えることができるといいですね。

まとめ

年少さんのお手伝いについてお伝えしてきましたが、お手伝いにはメリットが数多くあります。そして「感謝の気持ち」を伝えることを忘れてはなりません。子どもたちが「お手伝い楽しい!」「今日もお手伝いする!」と自ら手を挙げてくれるような環境づくりがとても大切なのです。